『若葉』





「次のお題は『若葉』です」
「若葉ねぇ〜…。
まぁ、ベタにいけばやっぱりアイツらの事になりますかねぇ〜」

「そうですね、俺もおんなじこと考えてました」
「若木に葉が生い茂るごとく。
子どもってのは、何であんなにも成長が早いんですかねぇ〜」

「そうですね。
俺なんてアカデミーを巣立ってく子ども達を見送るたびに思いますよ」
「あー。ナルホド」

「ホント、いつの間にやら成長してるんですよねぇ〜…」
「イルカ先生?」

「はい?」
「俺が居ますよ?」

「…は?」
「もぅ、自分で気づいてないんだから」

「??」
「あなたね、俺の前でそんな寂しそうな顔しない!
子ども達は確かに巣立って行きますけどね、俺の『巣』はココ。アンタの傍なんだからね、分かってます?」

「え…?――あ…///
いや、俺、そんなつもりじゃ…。…顔、出てました…?」
「ええ。もう、そりゃアリアリと」

「スミマセン…。
本当にそんなつもりとかでは無くてですね…」
「いーですよ、分かってくれれば。イルカ先生の気持ちが分からない俺でもないですし?
巣立って行く子ども達を見送るのは、嬉しい気持ちと寂しい気持ちが綯い交ぜになるんでしょう」

「そう、ですね…。その通りです。
本当は心から祝福してやらないといけないんでしょうけど…」
「ほら、また暗い顔する!」

「うっ、スミマセン」
「別に責めてるわけじゃないです。でも、あんまり多いと俺ヤキモチ焼きますよ?」

「……スミマセン」
「…ま、そーゆーと全部ひっくるめて好きになったんですけど」

「カカシさん…」
「でもホント、コレだけは忘れないで下さいよ?俺は必ず、貴方の元に帰ってきます」

「はい。――ありがとうございます」
「分かればよろしい、です」











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