『雨宿り』





「――する位なら、走って帰る」
「コラ、そんなことしたら風邪引きますよ」

「えー?だって、任務中なら天気とか関係ないし。それよりも俺は早くイルカ先生に会いたいです」
「…どういう設定で話してるんだアンタ」

「俺の還る場所はイルカ先生の元だけです」
「いや、そいういう事を訊いているわけではないんですけど……」

「でもホントの事ですよ?」
「はいはい、後生だから真顔でそんな恥ずかしい事言わんで下さい…///」

「イルカせんせ、顔赤いよv」
「うーるーさーいー!」

「いるふぁふぇんふぇい…いふぁいれふ〜(イルカ先生、痛いです〜)」
「恥ずかしいこと言うからですよ」

「何も両頬引っ張らなくったっていいじゃないですか〜…。もう、照れ屋さんv」
「もう一回やりましょうか?」

「謹んで遠慮させていただきマース。
―――でも、そう言えばイルカ先生もこの間、雨の中を走ってましたよね?」
「え?何ですか急に」

「いつだったっけ…?先々週の中頃だったかな…?
ホラ、急にスコールみたいに雨が降った日あったじゃないですか」
「あー、ありましたね。何日だったかまでは覚えてないけど。朝方は晴れてたのに昼になって急に降り出したんですよねぇ〜…」

「そうそう、その日その日。
丁度お子様たちのところに向かう途中で見かけたんですよ、あなたを。ずっと訊こうと思ってたんです、結構な雨足でしたけど何があったんですか…?」
「いや…あれは…」

「……?」
「えー…っとその…」

「??」
「あー…そう、洗濯物をね干して買い物に出てたので…」

「ああ、それで慌てて帰ったと!」
「まぁそんなところです」


「そっかそっか」
「……何ですか?」


「いや、実は結構気になってて」
「?――何がですか?」

「だって腰痛いだろうに結構本気で走ってたみたいだから…。あのスコールの降った日の前日って――――」
「っっ!!
い、言わんでいいっっ!!///」

「シーツ、もう一回洗うのって面倒ですもんね。それに、布団なんか雨に当たろうもんなら綿が駄目になるし〜……」
「……ウルサイ」

「まぁ、相当汚れたかなぁ…ってのはあったんですけど」
「…ウルサイっ///」

「一応任務もあったので、帰ってきたらーとは思ってたんですけどねぇ。
寝かせてたシーツは綺麗だったでしょ?」



「もうイイ加減ダマレ〜〜〜っ!!!//////」



「うわっ、ちょ、イルカ先生!?」



「分かってんなら、最初っから訊くなーーーー!!!!!//////」
「ちょ、暴力反対です〜〜〜〜」

「うるさーいっっ!!/////////」











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