『硝子』





「今回のテーマは硝子だそうですよ」
「硝子ねぇ… 硝子って言ったら――コップ…?」

「アー・・・まぁ、コップは硝子ですけど」
「終わっちゃいますね」

「終わっちゃいますよ…」
「硝子…硝子ねぇ〜…」

「あーでも、硝子細工って綺麗じゃありません?」
「硝子細工、ですか?」

「はい」
「硝子細工ねぇ、うーん…。ゴメンナサイ、あんまり良く分からないです」

「あんまり興味ないですか?」
「興味ないというか…そもそもあまり硝子細工を目にする機会がないというか…」

「あー…そうかもしれませんね〜…。
まぁ、かくいう俺もそんなに好きかといわれると特に特別好きという事もありませんしねぇ〜。でも、綺麗ですよ…?」
「そうなんですか?」

「えぇ。あ、ちょっと待っててくださいね」
「……?」


「コレコレ、何年か前にお土産に貰ったものなんですけどねー…ペーパーウェイトです。結構重宝してますよ?」
「へぇ…ってかコレ、イルカの形なんですね」

「……なんですか?」
「いえ、別に」

「アンタねぇ、口布してたって分かりますよ…!」
「だって、いいセンスしてるじゃない?イルカ先生にイルカの置物とか」

「笑いすぎです!!」
「だって…」

「………」

「ああ、ゴメンナサイゴメンナサイ」
「まったく…」

「でも、これイイですねぇ〜。どことなくイルカ先生に似てません?」
「は?」

「ホラ、なんか目の感じとか」
「いやいや、硝子細工と似てるとか言われましても…」

「えー?似てますよ、ホラホラ!」
「ちょ、コラ」

「鼻傷入れたいなぁ…」
「何言ってんですか、貰い物なんだから止めて下さいよ」

「うーん、コレ何処で手に入れたんでしょうねぇ」
「え?何処って言ってたかなぁ…って買いに行く気か!?」

「ついでに案山子の硝子細工もあれば隣に並べてあげるのにー」
「何バカなこと言ってんですか…」











硝子細工好きです

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