残酷な夢





……夢を見る……



しばらく見ていなかった。
まだ自分が無力だった頃の、馬鹿だった頃の夢。
大切な友を失った、大切な師を失った、

―――夢。

しばらく見ることなど無かったのに。
今まで手にかけてきた数多くの者たちの、
自分の為に犠牲となった人たちの、

―――夢。

無力だった頃の自分を知らしめるかのように、

無力だった頃の自分を苛むかのように、

『助けて…』
『助けて…』



血塗られた手が伸びてくる。

助けて、と

請うように
縋るように
己を責めたてるように


『助けて…』
『助けて…』



ゴメンナサイ

ユルシテ


オレハ――ッ!
ボクハ――ッ!








「大丈夫だよ」







絡みつく朱色の手を振り切るように、逃げるように走り抜けた先
差し出されるのは綺麗な、大きな、手。





「大丈夫だから、コッチへおいで」





いつもその声で目が覚める。

そして、
その声がとても……
















「イルカ先生?」
「あ、カカシ先生。おはようございます」
「おはようございます。奇遇ですねぇ、こんな所で会うなんて」
「そうですね」
「これからアカデミーですか?」
「ええ。――もしかしてカカシ先生も、ですか?」
「ええ」
「じゃあ、一緒に行きましょうか?」















最近知り合った男に良く似ている気がした











意味ワカラン;;

20050210 UP






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